Project Detail
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Sweetii - 甘い出会い
Sweetiiは、大学認証システムと詳細なプロフィールを通じて、信頼性の高いマッチング環境を提供する出会い系プラットフォームです。 企画チームと連携してマッチングロジック、収益モデル、デザインを設計し、それに基づいたUI/UXを実装することで、実際のユーザー体験の向上に努めました。 本サービスはVanilla JSで構築されたWebアプリであり、Firebaseを活用して認証、Database連携、Hostingまで全体の開発とデプロイを担当しました。 実際のユーザーに向けてサービスを運営し、定期的なオンラインプロモーション活動も行いました。
本プロジェクトは現在、デプロイ環境が終了しておりサービスをご利用いただけません。また、会社の内部方針によりソースコードは公開できませんが、GitHubに別途まとめた紹介ページにて、主要機能・構造・スクリーンショットなどをご確認いただけます。
本ページでは、開発の背景、課題解決の過程、学んだ点を中心にまとめています。
Motive
HTML5、CSS3、Vanilla JSを学習し、それらを活用して実際にユーザーが利用できるWebサービスを制作したいと考え、本プロジェクトを開始しました。 マッチングプラットフォームという特性上、CRUD機能の実装は必須であり、信頼性とセキュリティを備えたFirebaseを活用し、認証、DB連携、Hostingまで全工程を自ら構築しました。 また、Vanilla JS環境において複雑な状態管理とUI更新を効率的に実装する方法を試験的に挑戦したプロジェクトでもあります。
Problem Solving
快適なログイン環境を提供するため、Firebase Authenticationを基盤としたGoogle・Kakaoソーシャルログイン(OAuth 2.0)機能を実装しました。実装過程ではトークン処理やリダイレクトフローにおいて問題が発生しましたが、デバッグと認証プロセスの分析を通じて安定したログインプロセスを完成させました。 また、リアルタイムデータ反映のためにFirebaseの非同期ロジックを最適化し、イベント駆動のUI更新を適用しつつDOM操作を最小化することでパフォーマンスを向上させました。 2024年4月のデプロイ後は実際のユーザー向けに運用を行い、画像読み込みの遅延、認証セッションの期限切れ、データ同期遅延などの問題が発生した際には即座に分析し、ホットフィックスを適用して改善しました。 さらに、カスタマーサポートおよび管理者ページを構築し、ユーザーからの問い合わせに迅速に対応するとともに、利用者統計を可視化することでサービス運営の効率化を図りました。
Learned
Vanilla JSのみでもリアルタイムデータを基盤としたWebサービスを実装できる可能性を確認できましたが、生産性や保守性の面で限界も感じました。 Firebase Authentication、Database、Hostingまでの全工程を直接経験することで、Webサービスの企画・開発・デプロイの流れを全体的に理解することができました。特に、マッチングサービス特有の信頼性・セキュリティ・応答速度を考慮した設計や、実際のユーザーフィードバックを反映したUI/UX改善を繰り返す中で、フィードバックに基づく迅速な改善サイクルの重要性を学びました。 また、企画チームとの定期的なミーティングによる協働、実際の収益モデル設計、ユーザーの不便解消など、サービス運営の視点を持ったフロントエンド開発を経験しました。これにより、単なる画面実装にとどまらず、ユーザーがサービスをどのように認識し、体験するかまで設計する能力がフロントエンド開発者にとって不可欠であることを強く認識しました。これは私がフロントエンド開発の本質と考える価値観となり、その後のプロジェクト全体に一貫して適用しています。
